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イスラエルとハマス(パレスチナ)の問題をわかりやすく解説!一体なぜ!

なぜハマスがイスラエルに奇襲をしたのか!

既にご存知のことと思いますが2023年10月7日土曜日の早朝にイスラエルにハマスが奇襲をかけてきました。

今までハマスというテロ組織ですよねパレスチナ人のテロ組織ここがイスラエルに対して何度かロケット弾を撃ってきたということ何度かありました。

今回は少し意味が違うそして規模もかなり大規模であり、それでなぜ今なのかここを考えてみたいと思います。

イスラエルとハマスの問題 ①

イスラエルという国があり、地中海があってその沿岸イスラエルという国があり、まわりは全部アラブ諸国に囲まれています。

しかし、ユダヤ教の国でその中にアラブ人が一部アラブ人が住んでいる地域がその地域っていうのは離れていて、離れてる中の一つが下記の画像の通り、ガザ地区というガザになります。

ガザ地区

参照 : Google maps

こんな細長い形で一番長いところで約50キロ、幅は5キロがこの狭い領土の中で200万人が住んでいます。

住んでるのはパレスチナ人になります。

以前はここにイスラエル人だとかイスラエル軍も居たんですんですが、それが今なくなりました。

イスラエル軍がいなくなってどうなったかというと壁に囲まれた地域になったのが今世界最大の野外刑務所というふうに言われています。

分離壁

※ 分離壁

ガザ地区は、まさに屋根のない刑務所です

そこにパレスチナ人だけが住んでいて、出れないようになっています。

移動できないんようになっていて、物流なんかはもうほとんどできないわけです。

食料品にしても日用品にしても極めて限られているし、水がなかなか手に入れることが難しいという状況です。

そういう厳しい環境の中に封じ込めてしまったのがガザ地区のパレスチナ人!

パレスチナの人々の不満を受けてこの地域ガザ地区の実効支配をしているのはハマスです。

ハマスというのはあのテロ組織であると同時に政党なんです。

パレスチナ自治政府の中の議会があって、その議会の中の議席を占める政党になります。、

そのハマスの党首が「イスマーイールハニーヤ」という人です。

現在、起きているのはこのイスラエルとハマスの戦いであり、そして同時にイスラエルのバックにはアメリカがいてハマスのバックには当然イランがいるわけです。

イスラエルとハマスの問題 ②

ハマス一つで強大な軍事力を持つイスラエルと対等に戦えるはずがないわけですが、イランがバックにいてくれるから、軍資金はイランからきているとという形になっています。

ある意味アメリカとイランの代理戦争みたいなものです。

【イスラエルとサウジアラビアの関係正常化】

そして、イスラエルとサウジアラビアは今歴史的な関係正常化を行おうとしているわけです。

イスラエルはユダヤ系、そしてサウジアラビアはアラブ圏の盟主この長年対立してきた関係のリーダー国同士がいよいよ歴史的な関係正常化に入ろうとしている。

そのタイミングでハマスがイスラエルを攻撃した出来事があったわけですが、ここに大きな意味があります。

2023年10月7日土曜日のハマスの攻撃は、今までとはパターンが違うのは民間人を人質にとっています。

アメリカの報道ですが、ハマスはイスラエル人の人質を数十人なのか数百人なのか本当によくわからないですが、要は土曜日週末の朝いきなりハマスのテロリストたちのグループがイスラエルの民間人の家に押し込んで家にやってきて次々に人質にしているわけです。

ハマスが今まであの人間の壁を作るとかっていうので、よくやってるやり方なんですがあまりにもひどいのでそういう意味でイスラエル側は奇襲を受けてしまったんです。

イスラエルは、サプライズアタックに会い、世界のメディアの中ではイスラエルのパールハーバーみたいな言い方をされてます。

日本人としてあんまり聞きたくない言い方ですが、奇襲攻撃になります。

一体なぜ今あのこういう奇襲攻撃が起きたのかで、それについて関係してる要素ということでまず一番上にあげなきゃいけないのはアメリカのバイデン大統領です。

アメリカのバイデン大統領はすぐこのネタニヤフ首相に電話をして、アメリカはもう全面的に支援するからという風に発言。

この一か月弱前にバイデン政権は何をしたかというとイランに対して寛容なことをやっています。

【イラン凍結資金の解除】

ウォールストリートジャーナル(The Wall Street Journal)の記事ですが9月の11日バイデン政権は捕虜交換取引で60億ドル(約9000億円)のイラン凍結資金の解除を行った内容があります。

アメリカとイランはそれぞれ捕虜を持っているその捕虜を釈放するっていう交換の交渉をしてその取引をしたわけです。

その取引でトランプ政権のときからアメリカがイランに対してやっている経済制裁この経済制裁の一部を解除する。

この60億ドルなんですが、あのイランが海外に持っていた資産これをアメリカが凍結し、その資産のうちの一つが韓国に口座に持っていた60億円のお金になり、これをバイデン政権が凍結解除と言うことになったわけです。

その60億ドルは2023年9月11日、イランに入ってきたわけで、イランはこのお金を使うかっていうと人道的目的のみに使用しますと言う風にイラン側説明していたんです。

実際にはイランに60億ドルを与えたら、それが何に使われるかもちろんわからないのでイランはたくさんの関係しているテロ組織があるわけで、そこに常に資金を流してるわけなのででその結果、イスラエルは攻撃を受けているわけです。

トランプ元アメリカ大統領が予告し、2023年9月11日のトランプ元アメリカ大統領の声明で、「バイデンが60億ドルをイランのテロリスト政権に渡すなんて信じられるかその金は中東のテロに使われる、不遜にもそんな発表を9月11日にするとは」

「捕虜交換に金を払うとそれは誘拐身代金脅迫に使われるんだと私はアメリカ人の解放に一切金を使わなかった」と言うことを発表しています。

残念ながらトランプ元アメリカ大統領が言ってた通りになってしまいました。

だから当然このことについてはアメリカのメディアもバイデン政権を責めています。

バイデン大統領とブリンケン国務長官の記者会見があったんですが、その事について質問の時間になったんですが、バイデン大統領とブリンケン国務長官は質問に答えずに逃げてきました。

なぜこのような出来事が起きたのかっていう要因の一つバイデン政権です。

そしてもう一つ考えられるのがゼレンスキー大統領で、なぜウクライナのゼレンスキー大統領が関係してるのか

ゼレンスキーは映像で声明を発表しています。

「今日、全世界がイスラエルからの恐ろしい映像を目にしたテロリストの攻撃を前にして生命を大切にするすべての人が連帯しなければなりません。

私たちの立場は明確だ地球上のどこであれテロと死を引き換え、引き起こしたものは誰でも責任を負わなければならない。」

と言い方をしています。

ロシアに対して発言してるわけですがしかし、こういうあくまでも反テロ、平和の立場なんだと言うスタンスを明確に表明されているゼレンスキー大統領なわけなんです。

【ブラックマーケットで購入】

ハマスが公開した映像があり、それが軍事用のドローンで、ドローンが上空から弾薬を落下させ、イスラエルの戦車に命中させるそういう映像なんです。

 これはドローンを使ってイスラエル軍の戦車に弾薬を投下するこの戦術はウクライナ紛争これでウクライナがロシアに対して最初に行ったやり方になります。

それをハマスがなぜかやっている一体どういう関係なのか、ハマスがこれは公式に発表した映像ではないみたいなんですがSNS上で出回っています。

詳細は、X(旧twitter)で「ハマス」、「武器」、「売却」で検索すれば出てきます。

ゼレンスキー大統領にNATOの兵器を売却してくれたことを感謝しているっていうビデオになります。

ビデオですが、あのウクライナが兵器のブラックマーケットそこに売却した兵器もちろんそれはアメリカなどからもらったものです。

それを自ら使ったんじゃなくてブラックマーケットで売って、金にしてたとこれは噂で随分ありました。

あたかもそれを証明するかのような内容が、何故かハマスから出てきたんです。

もしかしたらアメリカがウクライナ大統領のゼレンスキーに渡した兵器がそれがブラックマーケットに売られて、その兵器がアメリカの同盟国であるイスラエルに対して使われているととしたら皮肉な話です。

このイスラエルがこの情報を確認したら、西側のゼレンスキー支持の流れを変えかねない、そういう可能性のある大きな内容になります。

真実かどうかわかりませんが、そういう話も出まわっているということになります。

こういう武器がなければ、戦争できませんからこれも関係してるかもしれないと言う風に思います。

イスラエルとハマスの問題 ③

そして前述した通り、イスラエルとサウジアラビアの歴史的な関係正常化、これがタイミングとして起きています。

サウジアラビア皇太子

※ ムハンマド・ビン・サルマーン(サウジアラビア)

アメリカのフォックスニュースがサウジアラビアのMBSにインタビューをしています。

そのインタビューでMBSはイスラエルとの関係正常化に近づいているということをはっきりと発言しています。

近づいてるってことはイスラエルとサウジアラビアの和平ですね和平協定を結ばれることです。

【和平を好まない勢力】

和平は世界にとっていいこと、しかしそれが不都合な人たちもいるわけです。

この和平はハマスにとって存亡の危機を意味するという風に言われています。

この和平協定がパレスチナ人の救済も含まれるわけで、あのイスラエルの中にバレスチナ人もいるわけですからそこの救済も含まれる。

パレスチナとサウジアラビア、同じアラブなのでそうすると今まではあのイスラエルによって苦しめられてきたパレスチナ人の不満それを受けてハマスが力を持ってきたわけですが、そのハマスは政治力を失い武装闘争の正当性を失うことになるわけです。

要するに、現在、起きたこのハマスとイスラエルの戦いせっかく今、成就しようとしているイスラエルとサウジアラビアの和平、これが頓挫してしまうこんなことを許してはいけないというのが世界の声です。

まさにハマスの思うつぼなんでこれをこのイスラエルとサウジの和平これを嫌がっている勢力っていうのはいくつもあるはずです。

ハマスのバックにいるイランもそれは都合が悪いのかもしれません。

なんといってもこのイスラエルを倒すのがイランの国税ですから、そしてもしかしたらアメリカの中にもそういう勢力がいるかもしれません。

中東が平和になってしまって、それは困るという勢力は戦争を望む勢力でしょう。

こういう複雑な中東っていうのはあの戦いをやらせられてきた複雑な歴史があるんですけど、それがいよいよこの平和に向かうのかそれともそれを阻止する側が勝ってしまうのかというのが今起きてることではないでしょうか!

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